T2T ペア学習・グループ学習の仕組み
今回は、データサイエンスからは少し離れた話です。
私は最近、デザインエンジニアリングファーム Takramのポッドキャスト、Takram Cast をよく聞いています。その中で T2Tの仕組み という回が興味深く面白かったので簡単に紹介しようと思います。
T2Tとは Takram to Takramで、Takramが4月からスタートさせたペア学習・グループ学習の仕組みです。組織の中での効果的な学びを加速させるための取り組みになります。
起源となったのは Googleのg2g(Googler to Googler)だそうです。Podcastの内容について下記にざっくりまとめてみました。
T2Tについて
- T2Tは会社の制度として導入
- T2Tの仕組み
- 1ヶ月ですでに60回、200時間弱の時間がT2Tに費やされた
- これまでどんなテーマがあったか
- 教える側はプロなので、効率的に学べる
- バックオフィスの人も自由に参加できる
- 月5時間は必ずT2Tに取り組むのを義務にしている
- T2TというSlackチャンネルがある
- 投稿フォームの設計で、カレンダーURLを入れてそれをコピペしてスケジュールに追加
- テーマのチャンネルを事前に作る。募集の文章にチャンネルを貼り付ける。それであらかじめ読んでおいてほしいこととか、学習後、オンラインで継続で話が続く
- T2Tの目的はLearning Organization
- 会社側はそれに使える時間を確保するだけ
- 勉強は個人でできるけど、分からないところなどを気軽に周りに聞ける仕組みがない
- 一度やったのは、ブログを書いたり、nortionに書いたりしてたが面倒だったので広まらなかった
- よって省エネ設計が重要
- 越境というテーマがあるが、知らない分野を社内のスペシャリストに気軽に聞けるようになればいいなという思いで始めた
- メルカリではM2M、heyではH2Hとして流行りつつある
その他
- Book purchaseという仕組みもあり、本がほぼ買い放題
- 毎月10冊ぐらい買ってる
- こっちは個人学習
- Google re:Work というGoogleの働き方がまとまったサイトがある
- 教えることは自分にも勉強になる
- セルフアップグレード制度があり下記をサポート
- カンファレンスに出る
- 外部のレクチャーを聞く
- オンラインスクール
- 英会話
- 新しいハードウェアを触れるように購入をサポートをするR4Dという制度を入れている。
以上、ポッドキャストの内容をまとめてみました。 興味があればご自身でも聞いてみてください。